現状Nikon Z 6Ⅱを持ってるけど、Nikon Zマウントのレンズは単焦点含めいずれも大口径のレンズばかりで、また3rd partyレンズの選択肢も少なく、気軽さが無いなと感じてた。気軽に持ち出せるフルサイズを所有したら、よりカジュアルに写真を楽しめるかなと思い、α7Cを購入した。
コンパクトなフルサイズというと、他にSIGMA fpや、高画素モデルだとfp Lが候補に挙がる。けれど、まず高画素機は自分にはオーバースペックであること、またfpは像面位相差AFがないこと、またボディ内手振れ補正がなく、手持ちで安定して写真を撮るにはISO感度を上げてかないといけないってのが気になったので、候補から外した。
α7CはコンパクトながらハイブリッドAFだしボディ内手振れ補正も入ってるし、と機能マシマシなので、これ一択かなという印象を持った。
α7Cに合わせるレンズとしては、以前SIGMA fpを購入した際にキットレンズとして付いてきたSIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporaryの質感・触り心地が感動的だったので、迷わずこれを選んだ。というか、このレンズを使いたかったので、SONY Eマウントに絞ってカメラを選んだ。
見て分かるとおり、カメラとレンズが完璧にマッチして、思い通りのコンパクトなシステムが出来た。ペンタ部が無いだけで、こんなにスッキリ見えるんだなと思った。
グリップも必要十分な深さがあり、さすがにNikon Z 6Ⅱと比べると浅いものの、軽量小型な単焦点レンズで今後運用していくことを考えれば問題ないレベルだと感じた。
SONYカメラの操作性には戸惑った。特にこのカメラの場合フォーカス位置を移動させるためのジョイスティックが非搭載なことも相まって、初めはどうやってフォーカス位置を移動させれば良いのかが分からなかった。今は、フォーカスエリアをフレキシブルスポットや拡張フレキシブルスポットにして、ホイールボタンでポチポチ動かしてる。
筐体がコンパクトなのでカスタムボタンの数は少なめなように思うけど、ホイールボタンの上下左右や他のボタンでドライブモードやフォーカスモードを切り替えられるようにし、カスタムメニューに登録するものも吟味した結果、現状快適に使えてる。
レンズに関しては、これを触った誰もが同じ感想を抱くと思うけど、絞りリングのクリック感が気持ちいいし、ピントリングのトルク感も絶妙。
コンパクトにまとまってるので、持ち出す負担が一切無い。また、45mmの画角は身の回りのものを撮るのにちょうど良いなと改めて実感した。このレンズ、寄れるし。
次は、同じくSIGMA I seriesの90mm F2.8 DG DNや、24mm F2 DG DNを加えて、中望遠と広角もカバーしたい。
沼は深い…。